朝日・日経・読売が「新s」(あらたにす)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/30/news099.html

朝日新聞社日本経済新聞社読売新聞グループ本社の3社が設立した「日経・朝日・読売インターネット事業組合」は1月30日、3紙の記事を一画面上で読み比べることができるサイト「新s あらたにす」を1月31日に公開する。ネット社会への新聞社の影響力・発信力を高めることが狙いといい、ネット上での“新聞の復権”を目指す。

 トップページには、3紙の1面、社会面、社説から主要ニュースのタイトルと冒頭部分を掲載。クリックすると各社サイトの記事ページにアクセスする。最新記事や話題のトピックについて、3紙の記事をまとめて掲載するページも設置。バックナンバーは1週間分掲載する。

大手新聞社は紙媒体での低迷を自覚している。その苦肉の策。
http://allatanys.jp/

朝日は2006年度の広告収入が前年度比7.3%減と、他の大手紙に比べて大きく落ち込んだ。「反権力・反大企業の論調がモロに響き、広告を引き揚げられたのだろう」とライバル紙の広告局幹部は解説するが、確かに減少幅は無視できない大きさだ。
特に広告が安定しているとされる日経新聞と比べると違いが顕著になる。(中略)それによると、朝日はこの一年間で約100億円の減収となっており、1300億円程度まで下がっている。ピーク時には1900億円近くあったとされており、三分の二近くに落ち込んだ計算だ。

http://www.trend-review.net/blog/2007/09/000425.html

新聞“ネット戦争”本番 自社記事配信、模索する各社

日本経済新聞朝日新聞、読売新聞という報道で激しい競合関係にある全国紙3紙がネット事業と販売分野で提携した背景には、新興ネットメディアへの不満とネット時代に対応しきれていない焦りがかいま見える。

 会見で朝日の秋山耿太郎社長は、「ヤフーやグーグルなどが流しているニュースの多くは新聞社の取材によるもの」と述べ、「新聞社の役割、影響力をもう一度多くの方に認識してもらう」などと提携の理由を語った。

 ネット上のポータル(玄関口)サイトは複数メディアのニュースを集めて掲載するが、自前で取材して1次情報を流すところは皆無だ。それなのに、多くの広告を集めて大きな利益を得るのはポータル側だ。

紙媒体との「共食い」から、新聞の購読率の減少⇒新聞広告料の減少が進んでいてるとの背景があることからあくまでも読者離れの進む紙媒体=新聞の延命に主眼があり、そのための道具としてネットを利用しようという発想らしい。
http://blog.trend-review.net/blog/2007/10/000451.htmlより

新聞媒体は紙であってもネットであっても全ての情報伝達手段の情報元じゃないと存在価値がない気がします。
最近新聞はネットで使ってもらうためのネタ狙いの記事が多い気がするから焦っているのかな。