携帯フィルタリング、総務省が“過剰規制”に「待った」

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/29/news113.html

携帯キャリアが進めているフィルタリングは健全なサイトもシャットアウトしてしまう“過剰規制”であり、問題だ──と、フィルタリングを要請した当の総務省が待ったをかけようとしている。

未成年者が携帯電話やPHSで有害サイトを閲覧できないようにするフィルタリングサービスについて総務省は29日、携帯各社による過剰な規制に歯止めをかける方針を固めた。NTTドコモなどは、自社が認定する「公式サイト」だけ閲覧可能とし、他の「一般サイト」にはアクセスさせない方式を勧めている。しかし、これでは健全な一般サイトまで利用できなくなる恐れがあり、携帯電話会社のサイト選別が市場をゆがめるとの批判が出ているため。

携帯サイト関連市場は、平成14年の2986億円弱から18年には9285億円と、パソコン系サイトを上回る伸び率で成長してきた。しかしホワイトリスト方式が浸透すれば、成長鈍化は避けられない。総務省が29日開いた有害サイトに関する検討会では、ネット関連サービス大手、ミクシィ笠原健治社長や楽天の幹部が、厳しすぎる閲覧規制に反対する意見を述べた。

 総務省はこうした意見を考慮し、4月をメドにフィルタリングの在り方について検討会の中間報告をまとめ、原則としてブラックリスト方式を適用するよう促していく。

青少年をターゲットとするSNSなどのサービスはフィルタリングに反対するのは分かるけど、人との出会いがある可能性のあるサービスは犯罪予防策が取れ、防止できる策が完全に取れるとは思わない。
SNSは出会い系と区別しようとしているが、出会いがあるものは出会い系だよ、単純に考えて。