米国のインターネット・ユーザーのパスワード管理

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20080205/292954/

オンライン・バンキング,ショッピング,SNS,電子メールなど,インターネット利用が活発になる一方で,米国では毎年フィッシングやオンライン詐欺などによる被害が数10億ドルに及んでいる。ユーザーは,セキュリティ上問題があることがわかっていても,実際には複数のパスワードを管理することが困難なため,同一のパスワードを使いがちだ。ProtecteerのCEO,Ami Grynberg氏は,「オンライン・バンキングなどセキュリティが特に求められる場合,パスワードの管理だけでなくサイトの安全性もチェックできるツールを使用するべきだ」と述べている。

オンライン・アカウントで使用するパスワードについて
36.7%が「同じパスワードのバリエーションをほとんどのアカウントで使っている」と回答した。22.9%が同一のパスワードをほとんどのアカウントに使用し,3.5%は全てのアカウントで同一のパスワードを使用

保有しているオンライン・アカウント数
「6〜10件」が21.3%,「11〜20件」が14.9%,「20件以上」が13%と,半数近くが6件以上のアカウントを保有

パスワードを生成,管理するツールについて
75%以上が使っていなかったが,そうしたツールで重視する要素として42%が「安全性」を挙げており,パスワードを記憶する必要がないなどの「利便性」(24%)を大きく上回った。